紙が動くと
富山県美術館で開催された「富山県美術館開館5周年記念
デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」においてnomenaは機構の設計制作を担当しました。
砂の粒々。ビー玉の丸み。アクリルの透き通り。釘の佇まい。紙束の隙間の細さ。素材のまわりを小さな紙が動いていると、なんてことないもの、ささいなものに潜んでいる「らしさ」が浮かび上がってくる。知っていると思い込んでいたものの、知らなかった愛らしさに気づく。
紙らしからぬ能動性と、紙ならではの微細なふるまい。それらが素材と出会 うとき、当たり前の風景が、ちっとも当たり前ではない無数の断片から構成 されていることがわかってくる。
Year :
2022
Mechanical Design :
武井祥平
樗木浩平
藤井樹里
中路景暁
Art Direction+Design :
三澤 遥
Design :
本山真帆
富谷啓之
Movie Edit :
黒田教裕
Music :
Heima(佐藤教之・佐藤牧子)
Special Thanks :
髙田ふみ
杉本拓郎
Manufacture of paper :
Awagami Factry
Tag :
With nomena
Mechanism