原宿・Seiko Seedで開催される「からくりの森 2023」にnomenaが参加いたします。
昨年度も参加した本展示。今年も二年連続の参加となります。今年の技術テーマとなる「機械式腕時計」をnomenaの視点から作品にしました。
会期中ギャラリーツアーなどイベントも開催します。ぜひ会場にてご覧ください。
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nomena 「連鎖するリズムのコラージュ」
初めて機械式腕時計を分解した体験は、驚きの連続だった。
洗練された部品はひとつひとつが美しく、それらが複雑に組み合って動く様は、機械を超えた生命感や時間を司る物理法則そのものがかたちになったような純粋さすら感じさせた。
それが人の手で生み出されたものであることの驚異に触れた時、自らの手で歴史上の時計機構を再現することで、先人たちの創意工夫の積み重ねを追体験したいと考えた。かたちの意味、小さいことの難しさ、正しく時間を刻むこと。自らつくることで初めて感じる技術者たちの試行錯誤の跡。
作品はセイコーの機械式腕時計が0 秒を指した時を合図に動き始める。自らの歴史を振り返るように、動きは隣接する機構へと連鎖し、それぞれのリズムを刻む。過去から現代、そして未来へと機械式腕時計の技術のバトンは受け継がれていく。
全体ディレクション:武井祥平
制作ディレクション:杉原寛
機構設計・制作:櫟野蒼大、杉原寛、中路景暁、今村知美
意匠検デザイン:木藤遼太、髙田ふみ、櫟野蒼大
制作進行:藤井樹里
制作協力:樗木浩平、安田早苗、丸本椋太、日下部理、布施木紗和子
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Seiko Seed Exhibition 「からくりの森 2023」 機械式腕時計 と Animacy (生命感)の正体
会期:2023 年10 月13 日(金)〜12 月24 日(日) 11:00 〜20:00
会場:Seiko Seed [ 東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 1F ]
参加クリエイター:nomena / siro / TANGENT / セイコーウオッチ株式会社 デザイン部
技術監修:セイコーウオッチ株式会社 時計設計部
展覧会ディレクター:平瀬謙太朗
※本展覧会はDESIGNART TOKYO 2023の公式プログラムです。